「子どもも自分もラクになるどならない練習」のレビュー&感想をご紹介!
アマゾンでも楽天でも人気だったこの単行本、買ったのは実は一年以上前……^^;
2020年11月にリリースされたので、けっこう旬な時期に購入したのですが、全部読み終えたのは、5日前のこと。
当時、子どもを強い口調で叱ることが結構あったから購入したのですが、この本を読み終えるまでにそれはかなり減っていて、今ではそんなに怒鳴らなくなりました。
おもしろいことに私の場合、この本を買った時点で、
「いつも怒ってばかりは嫌だな」
「何より怒鳴って言うことを聞かせるのは子どもに良くない」
と言うのを強く意識できたため、本が届いてまだ読んでいないのに、既に怒鳴るのが減っていました^^;
そして、この本を読んで更に意識でき、実践することができました。
Contents
おすすめ度★★★☆☆
おすすめ度は星5つが満点として星3つです。
怒鳴る前にどういった対応をすれば良いか、基本の5つと応用3つの合計8つを教えてくれ、特に基本の5つはとても役に立ちました。
とても丁寧に「こういうときはどうすれば良いか」という具体的な例があり、そして読者が自分で考えて答え合わせする(答えは1つではなく何点か挙げてくれていることも多々)、というような流れになっています。
ただその例の中に、私からすると
「そんなことでは怒鳴らないけどなあ」
「そこまで子どもにキッチリと○○させなくてもいいと思うけど……」
という場面もありました。
ですから、それぞれのご家庭のルールや私たちの価値観、性格によって、この本の受け止め方も多少違ってくるかと思ったので、星3つとしました。
「怒鳴らずに、どのように子どもに対応したらいいか全くわからない。事細かく教えてほしい」
という方や、この本に出てくる課題の例にほぼ賛同できる方には星5つくらいおすすめです。
とは言っても、課題の例にほぼ賛同できるかどうかは読んでみないとわかりませんよね。
とにかく気になる方は読んでみて損はしないはずです。
著者について
著者は、伊藤徳馬 氏。
2007年から茅ヶ崎市役所の子育て相談・児童虐待担当になり、2010年に子どもへの対応方法を練習する講座を事業化。
プライベートで、子育てを練習する講座を一般向けに実施したりしている。
感想
一言で言ったら「読んでよかった」です。
この本を買った時点で、私は子どもに怒鳴ることが減ったのですが、読んだ後は、
「なるほど、こういう風に言い換えればいいのか」
などすぐに実践できることや、今後も役に立つ情報が書かれていたからです。
それはやっぱり怒鳴る前にやるべき、「子どもへの8つの方法」。
この8つを覚えて実践を続ければ、それが習慣化し、子どもに怒鳴ることも減るでしょう。
人間ですしいろんな場面に出くわすので、子どもに対して絶対に怒鳴らなくなるとは言えません。
ただ、この本を読んだら「子どもを怒鳴らない代わりの対応」を意識できるので、読む前よりは怒ることが減るでしょう。
先ほども書きましたが、読んでいくに中で具体的な例で練習するようになっていますが、その練習が面倒になってくる方もいるかもしれません。
そういう方は、「基本の8つの対応」から、自分がいいと思うもの・使いやすいものだけ取り入れたら良いと思います。
私もこの基本の8つをできるだけ頭に入れて、自分なりに応用して使っていこうと思います。
まとめ
「子どもを怒ってばかりで嫌になる」など子育てに困っている方や「子どもを叱るのではなく褒めて育てたい」などという方は、ぜひ読んでみてください。
あなたに合った対応の仕方が見つかるはずです。
何度も言いますが、私はこの本を買った時点で、怒鳴るのが既に減っていました^^
この本を読んだことでさらに意識、怒鳴ることが更に減ったように思います。
あなたも「怒鳴らない」が現実になるまで後少しです!