ブルーベリー[ラビットアイ系]の苗木を2品種買ってみた

ラビットアイ系のブルーベリーの苗木を2種類買ったので、その紹介です。
買ったのは「ミノウブルー」と「ティフブルー」の苗木。

今年に入ってホームセンターへ行った時のこと、外の園芸コーナーで娘が
「いちご買いたい」
と言い出し……(以前、小さな鉢になっているイチゴを買ったことがあるのを思い出したのでしょう)。

寒い冬の時期、実のついたイチゴはないとわかると
「何か(果物がなるもの)買いたい」
に変わり、ブルーベリーを購入することに。

我が家では「ハイビスカス」と「アジサイ」を鉢植えで育てていました(2022年1月時点)。

結局毎日の管理は私がすることになるだろうし、「う〜ん」と少し悩みましたが、ブルーベリーの実が毎年なると考えたらワクワクするし、何より子供たちは嬉しいよね! ということで購入決定!

ただし娘には一応、
「じゃあお水やったり、お世話をちゃんとするんだよ」
と伝えました。

娘は元気に返事をして大喜び^^
そして2種類あったブルーベリーのうち、大きい実がなる「ミノウブルー」を選んだのでした。

その後、「ブルーベリーでも特にラビットアイは自家受粉しにくいので、2品種以上一緒に育てた方が良い」ということで、数週間後に2品種目の「ティフブルー」を購入!

ということで今回は、 私たちが購入したブルーベリーのラビットアイ系「ミノウブルー」と「ティフブルー」の苗木や特徴、育て方、植え替えについてです。

ブルーベリーの3つの系統やラビットアイ系の32品種もざっくりとご紹介しますね。

ブルーベリーの3つの系統

最初にブルーベリーの系統について紹介しておきます。

ブルーベリーには大きく分けると「ローブッシュ系」「ハイブッシュ系」「ラビットアイ系」の3つの系統があります。

ローブッシュ系

ローブッシュ系は野生種でアメリカ北東部からカナダ北部に分布。
寒冷地向きのブルーベリーで、耐寒温度は−10℃、耐暑温度は35℃。

生育が遅いので木が高くなりにくく樹高は20cm〜40cm、ブルーベリーの中でも一番小さく濃い青紫色をしています。

ジャムやお菓子など、主に加工用に使用されます。

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系はアメリカ北東部の野生種を品種改良したもので、主に生食用の栽培種です。
寒冷地向きのブルーベリーで、耐寒温度は−10℃、耐暑温度は35℃。

さらに北部の「ノーザンハイブリッシュ系」と南部の「サザンハイブリッシュ系」に分けられます。

樹高は1.5m〜3m、果実は大きく直径1cm〜1.7cmです。

ラビットアイ系

ラビットアイ系もハイブッシ系と同じく野生種を改良した栽培種です。ハイブッシュ系よりも後に誕生しました。
温暖地向きのブルーベリーで、耐寒温度は−10℃、耐暑性はローブッシュやハイブッシュよりも強いです。

完熟前に「ウサギの目」のようにピンク色になるため「ラビットアイ」と名付けられました。

ハイブッシュ系よりも樹高が高い3m以上になりますが、果実はハイブッシュよりも少し小さめです。

ブルーベリー[ラビットアイ系]の32品種

ブルーベリー、ラビットアイ系の26品種

ブルーベリーは全部で300種類から400種類近くあると言われています。

その中からラビットアイ系の32種類を、名前だけですがご紹介します。
もちろんこれ以外にもラビットアイ系のブルーベリーはたくさんあります。

毎年新種も発表されているので、ブルーベリーの種類はどんどん増えているようですね。

1. ミノウブルー
2. ティフブルー
3. ベッキーブルー
4. パウダーブルー
5. ブライトブルー
6. ガーデンブルー
7. ヤドキン
8. モンゴメリー
9. ボニータ
10. グロリア
11. デライト
12. フェスティバル
13. プレミア
14. ウィトゥ
15. ブライトウェル
16. ハーモニー
17. コロンブス
18. ホームベル
19. ノビリス
20. オクラッカニー
21. フクベリー
22. メンディット(メンデイト)
23. ラヒ
24. オンズロー
25. マル
26. バルドウィン
27. ウッタード
28. キャラウェイ
29. コースタル
30. ブルーシャワー
31. タイタン
32. クライマックス

私の娘が選んだのは、このラビットアイ系の1.ミノウブルーと2.ティフブルー。
次はこの2種類についてです。

ミノウブルーの苗木・特徴・育て方・植え替え

ブルーベリー[ラビットアイ系]ミノウブルー


まずはミノウブルーの苗木や特徴、育て方、そして私がした植え替えについてです。

ミノウブルーの苗木

ミノウブルーの苗木

こちらがホームセンターで購入した、ラビットアイ系ブルーベリー「ミノウブルー」の苗木の写真です。

2種類あったブルーベリーの苗木から娘が選んだのが、ミノウブルー。
もう1種類は何だったか覚えていませんが、ミノウブルーのタグに「特大実」と書かれてあり、それを娘に伝えると、
「こっちー!」
と即座にミノウブルーを指差して言ったのです^^

お値段は税込1,098円!
お手頃ですよね^^

ちなみにそのままだと倒れそうだったので、とりあえず植え替えまで家にあった大きな茶色い鉢の中に入れておきました。

真冬の1月初旬に買いました。
ごく小さな花芽と、けっこう葉っぱが付いていましたよ。

これが今年、実を付けるのかなあ? どうなんだろ、ワクワク、という感じでした。

ミノウブルーの特徴

ミノウブルーの特徴

ミノウブルーの特徴ですが、商品タグにも書いてあるように「特大実」!
そう、大粒なのです。

そして糖度も味も最高級の希少品種のようです!!
いいの選んだ、私の娘ーーー!! \(^o^)/

5月頃咲く花は白色。

大事に育てていかないと、ですね。

タグにも書かれているように、ミノウブルーに限らずブルーベリーには「ビタミン」や「アントシアニン」「カリウム」「鉄分」「食物繊維」などの栄養が含まれています。

「アントシアニン」は聞きなれないかもしれませんが、ポリフェノールの一種で、視力回復や眼精疲労を軽減するなど目に効果的な栄養素です。他にも脂肪を減らすなどいろいろな効果があります。

ミノウブルーの育て方

ラビットアイ系ミノウブルーの育て方

ミノウブルーのタグの裏側に、育て方のポイントが書かれていました。

鉢植えの場合は、
“8〜10号鉢(上部直径24〜30cm)にピートモス6〜7割を主体とした混合土で植える。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。
肥料は植え付け1ヶ月後と毎年春先に玉肥を3〜5個鉢の周りに埋め込む”。

庭植え・地植えの場合は、
“酸性土壌を好むので、植え土にピートモスをバケツに1杯くらい混ぜて植える。
肥料は毎年1〜2月頃、鶏ふん、油かす、化成肥料などを混ぜたものを与える”。

そしてタグにも書かれていますが、ミノウブルーに限らずブルーベリーは2品種以上混植した方が実つきがよく、また大きな実が期待できます。

ちなみに他家受粉のためには開花時期が同じ必要があるので、2品種選ぶ際は同じ系統から選びましょう。
鉢植えの場合は隣に並べて育てます。

ミノウブルーの植え替え

ラビットアイ系ミノウブルーの植え替え

ミノウブルーを購入して10日後に、少し大きめの鉢に植え替えをしました。

購入時は黒いビニールポットだったので、すぐ倒れてしましそうだったし苗木に対してこのポットはやはり小さく見えました。
このビニールポットは水はけも悪く植物にとっても狭いので、植え替えが必要です。

私がした植え替え方法はこちら↓、とっても簡単。

家にあった白い5号鉢(上部直径15cm)を用意。

5号鉢に果樹・花木用の培養土を入雨れ、黒のビニールポットから苗木をスッポリと抜き取って5号鉢へ。

5号鉢にまた培養土を入れて調節。

鉢底から水が流れ出るまでたっぶりとお水をあげる。

先ほどの「ミノウブルーの育て方のポイント」には、“8〜10号鉢にピートモス6〜7割を主体とした混合土”と書かれていました。
ですが、鉢に関しては「今の大きさならこのくらいの鉢でいいでしょ」、土に関してはいつも使っている培養土のパッケージにブルーベリーの写真も載っていたので、「ブルーベリーも載ってるから大丈夫でしょ」という感じで植え替えを済ませました^^;

鉢はまたその都度大きいのに変えていきます。

土に関しては、さっき気になったので家の培養土の品質表示を見てみると、主な配合原料名に「赤玉土、植物性バーク堆肥、鹿沼土、ピートモスなど」
と記載されています。
ピートモス6〜7割とは書かれていませんが、ピートモスが含まれているし混合土だしいいんじゃないでしょうか。

ポイントにも書かれていた、「植え付け1ヶ月後と春先に玉肥を植え込む」というのはきちんとしようと思っています。
そろそろ植え付け1ヶ月後になるので玉肥を買わなくては^^

ティフブルーの苗木・特徴・育て方

お次はティフブルーの苗木や特徴についてです。
上は購入した日のティフブルーの写真です。

ティフブルーの苗木

ティフブルーの苗木は、ミノウブルーを購入してから3週間後の1月末にガーデニングショップで買いました。

ミノウブルーを購入時は、“1本植えでも実は成る”ということで、「とりあえず1種類でいいかな」と思っていたのですが、「ラビットアイ系は特に自家受粉しにくい」ということを後から知り2種類買うことを即決め。買いに行くのは少し遅くなりましたが……。

同じホームセンターへ行くとブルーベリーの苗木が完売していたので、いろいろな植物や鉢などを販売しているガーデニングショップへ。

ラビットアイ系とハイブッシュ系が3種類ずつくらいあって、ラビットアイ系の中から娘が選んだのが「ティフブルー」。

お値段は税込4,600円でした!!(◎_◎;)

枝も横にけっこう伸びて小さな花芽もけっこう付いていたし、ミノウブルーの苗木と比べたら大きかったのですが……いいお値段ですよね!

ちょっと悩みましたが、ここで買わなかったらまた探しにいかないといけないし、娘も買うのを楽しみにしている、ということで購入!!

ちなみにミノウブルーの苗木には葉っぱがまだ付いていましたが、ティフブルーには全く付いていませんでした。

ガーデニングの店員さんが、
「ブルーベリーは落葉樹なんで今葉っぱはなくなってます」
と言っていましたが、種類によって落ちる時期も違うのかもしれませんね。

ちなみにティフブルーの苗木は、けっこう大きくてしっかりした鉢に入っていたので、まだ植え替えをしていません。
様子を見ながらしていこうと思います。

ティフブルーの特徴

ティフブルーの特徴

ティフブルーは中大粒で、糖度はミノウブルーと同じく最高級!

タグに書かれている「Vaccinium ashei」というのは「ツツジ科スノキ属」という意味。
ティフブルーに限らず、ブルーベリーはツツジ科スノキ属の耐寒性落葉低木です。

5月頃咲く花は薄ピンク。

ティフブルーの育て方

ティフブルーのタグ裏にも育て方のポイントが載っていました。

・日当たりの良い場所に置き、表面の土が乾いたらたっぷりと水をやる。
・庭植え(地植え)でも鉢植えでも、ピートモス6・赤玉土(鹿沼土)4の割合の混合土がおすすめ。
・肥料は10月〜3月に油かすなどを与える。

とのこと。
ラビットアイ系なので、「ミノウブルーの育て方のポイント」と大体同じですね。

そしてタグにもあるように、ラビットアイ系だと大体、
4月→新芽
5月→開花
7月8月→結実/収穫期
という感じです。

ドキドキワクワク♪

ミノウブルーと同じく、近々玉肥を買ってティフブルーにも与えようと思います。

まとめ

ブルーベリーの3つの系統、ラビットアイ系の32品種、そしてミノウブルーとティフブルーの苗木や特徴、育て方、植え替えをご紹介しました。

・ブルーベリーは野生種の「ローブッシュ系」、栽培種の「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」の3系統に分けられ、さらにハイブッシュ系は「ノーザンハイブッシュ系」と「サザンハイブッシュ系」に分けられる。

・ブルーベリーは2品種以上を一緒に育てた方が実つきが良く、特にラビットアイ系は自家受粉しにくいので同じラビットアイ系の2品種を近くで育てる。

・ミノウブルーは大粒で糖度も味も最高級の希少品種。

・ティフブルーは中大粒で糖度は最高級。

・ミノウブルーやティフブルーなどラビットアイ系ブルーベリーは、日当たりの良い場所、ピートモス主体の混合土で育て、土が乾いたらたっぷりと水を与える。10月〜3月頃、玉肥や油かすなどの肥料を与える。

ということで、これからも大事に育てていきます。
これからもブルーベリーの経過をアップしていくので、またぜひ見てみてください^^

子供たちと一緒に大事に育てていきます。
ちなみに幼稚園がお休みの日で、ブルーベリーの土が乾いているときは、娘と一緒に水やりをしています。楽しいですよ♪

その後、順調に花も咲い実もつきました^^

苗木を購入後、挿し木にも挑戦してみました!
→「ブルーベリーの挿し木を実践!細いけど大丈夫?